りきです。皆さん元気してますか?
今回はダンロップのバイアスタイヤ、”GT601″のレビューをしてみるよ。
バイアスタイヤの定番ともいえるGT601。
街中や峠で5年間使用してみたので、簡単にレビューしてみたいと思います。
当方プロではありませんのであしからず!参考程度になれば幸いです。
使用環境について:レビュー前の確認
タイヤについて:DUNLOP GT601 2016年製造(2021年まで5年間使用)
使用バイク:カワサキのバリオス2最終型 走行4000km
使用環境:真夏や真冬を避けて走行。気温10度以下、30度以上は基本乗っていません。
100km以内のツーリングやワインディング・峠での走行多め。
グリップ:GT601
どんな用途に使うのか、これが評価の分かれ目かと思います。
GT601はハイグリップタイヤのカテゴリーではありません。
しかし、ツーリングで使う程度であればまず問題ない性能といえるでしょう。
実際タイヤにしっかり荷重をかけた際のグリップ力はなかなかのもので、ハードブレーキではリアタイヤが浮き上がるほどの食いつきはあります。
バイアスタイヤの指定が多い250ccクラスのシングルブレーキディスクでは、これ以上のグリップ性能ですとブレーキ容量が不足するかなと思いますね。(バリオスではそう感じました)
製造5年後でもタイヤのひび割れもなく、ゴムの弾力性も残っています。
倒しこんだサイドのトレッド面はざらついておりグリップを発揮しているのでしょう。
新品状態でかなり溝が深いのでウェットでの排水性もよいでしょうね。濡れた路面でも特にグリップ感が変わることもなく走行できました。
ただこのタイヤはハイグリップ系ではないので、倒しこんでいくと……
倒しこみ・旋回フィール:GT601
というわけで次に気になるのが旋回フィールですよね。
GT601はとても倒しこみが軽くヒラヒラと曲がっていく印象があります。
フルブレーキなどでグリップ性能は問題ないことは確認できますが、倒しこんだときの”グリップ感”はまた違う話。
ハイグリップ系のタイヤがねっとり接地することで得られる安心感はGT601にはありません。
今は同じくダンロップのハイグリップラジアルα-14を装着して走っていますが、グリップの安心感、情報量はこちらに及びません。
グリップ感はさらっとした感じで(分かりにくくて申し訳ない)長持ちしそうなゴムを使っていますね。
タイヤが溶けるような減り方はしません。ハイグリップ系とはコンパウンドがずいぶん異なるのでしょう。
GT601で何度かステップを擦るほど倒しこんだことはありますが、あまり安心感はなかったです。
ライフ/耐摩耗性:GT601
正直申しますとタイヤ溝が無くなるまで使い切っていないので、正確なレビューはできないのですが4000km程度走った評価としては
ぜんぜん減らないじゃん!!
ってかんじです。笑
というかそもそも溝が深いんですよね。このタイヤ。
私の使用では近距離ツーリングや山道を走ったり、ブレーキも強めにかけることが多いのでタイヤには過酷だと思うのですが、それでもまだまだ使えそうな雰囲気。
というか5年経ってるのに全然まだグリップしてるのがすごい。GT601恐るべし。
5年前のツーリングタイヤでステップ擦るところまで倒しても問題ないです。
もちろん保管状態にも左右されるでしょうが、私のタイヤは一日に数時間太陽光も当たる状況でタイヤもほとんどひび割れていませんね。
ほんとに優等生だなあ…
まとめ:GT601 レビュー
一言で表すなら
超バランス型ツーリングタイヤ
こんなかんじ。
ウェットOK・グリップも必要十分・ライフも長い・ヒラヒラ軽快な走り・ついでに安い
ふと思いましたがこの系統のタイヤってほんとコスパ高いですよね。高いタイヤはだいたい減るのも早いですから。笑
ツーリング用途で距離走る方にはかなりおすすめです。
できるだけ安心感が欲しいとか、あまり距離乗らない(ライフ重視ではない)からとか、峠で楽しむ走りをしたいとか。
そういう方はもう一歩上のダンロップTT900GP、またはラジアルに進出しましょう。(ラジアルタイヤおすすめですよ)
ツーリング系~ハイグリップまでタイヤを体験して気づいたのは、タイヤも適材適所だなあということ。
グリップが高いから高性能!とかじゃなくて、ツーリングタイヤの軽快な走り心地もまたメリットになりえますし。
タイヤ選びは難しい。。
タイヤも服みたいに簡単に試着とかできたらいいのになあ。
以上、参考程度にどうぞ!
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